ぶきっちょさんの共働き入門

2021年夏より家族でアメリカ居住。異国暮らしとキャリア断絶について考える日々

2020-12-01から1日間の記事一覧

【育児】産後ケアでの出来事⑤

「もう少し頑張れ」と言われた日の晩は、一睡もできなかった。 不思議と眠気も襲ってこなかった。ただただ悲しかった。情けないような恥ずかしいような、のこのこと産後ケアに来たことへの後悔ばかりだった。だれにも理解されないに違いないと思った。薄暗い…

【育児】産後ケアでの出来事④

「・・・2時間も寝たのに、今日も預けるの? 休めたって言ってたじゃないの。何がつらいの? 母親なんだからもう少し、頑張ってみたら?」 初めて人に息子を預けて眠った翌日、部屋に現れたスタッフさんにそう冷たく言い放たれた私は、何にも言葉が出なかっ…

【育児】産後ケアでの出来事③

「かあちゃん頑張ってるよ!」 優しい言葉に励まされた私は、ああここでは人に甘えてもいいのだ、頼っても大丈夫なのだと心底ほっとしたのだった。育児ノイローゼになっていたつもりはなかったけれど、気負いすぎていたのだろう。 疲れていても飛び続けなけ…

【育児】産後ケアでの出来事②

「産後ケアを利用しよう・・・!」 1週間頼れる身内もおらず、息子と二人きりの生活に不安を覚えた私は、産後ケアを利用することにした。 大変だったのは持ち物の支度で、3泊4日(行政の経済支援が受けられるぎりぎりまで使うことにした)分の滞在荷物は両手…

【育児】産後ケアでの出来事①

「体が少しでもつらい人は産後ケアに頼って!」 乳児2週間検診で母乳の出が芳しくなく、また息子の24時間断続的に続くぐずりに参っていた私は、産前に市の職員さんが優しく声をかけてくれたことを思い出した。 産後ケア。 利用する前の私には正しい知識がな…

【キャリア】「よし産もう」と思える国って①

息子が寝静まった後、主人と夕飯を食べながらニュースを見ているときの事だった。 バイデンさんが広報チームに全員女性を登用したという。 それを受けて女性総理大臣を目指す野田さんも女性登用の数値目標を掲げるべしとにこやかに語った。目標のある女性と…