おりこうタオル、またはおりこうエプロンというものがある。
給食やおやつのときに、首にぶらさげて洋服を汚さないようにするタオルのことで
ぶらさげるためにタオルにゴムが縫いついていて、首が通しやすくなっている。
なんだかただのタオルなのに
お行儀よくご飯が食べられそうな気がしてくるから不思議である。
ちなみに私は保育園から帰宅後、
「なにそれ?」という疑問を解消するのに下記ページにお世話になった。
保育園の先生は、「なんですか、それは」と
はてなマークを浮かべる私に見本を見せながら
「たーっとね、タオルの端を縫えばいいのよ。ちょちょいっと。手縫いでいいの。
それからゴムをぱぱーっと通して。大丈夫、すぐにできるわよ」と優しく微笑んだ。
それが本当に「ちょちょいっと」という雰囲気だったので
裁縫が大の苦手であるにも関わらず、私にも作れるような気がして
早速作ってみた。
開始後、10分で諦めた。
10分縫っても、縫わねばならないタオルの端1/5も進まないではないか。
しかもすでに2回も針が指を貫通しているし。
用意しなければいけない枚数が枚数だけに(一日4枚使用する)、
これはやってられない、と匙を投げた。
結局、フリマサイトでまとめて購入することにしたのだが
(記名タグまで縫い付けられていて、ゴム部分が露出していないので肌に優しく、素晴らしい仕上がりでした)
これを世のお母さま方は「ちゃちゃっと」作っていらっしゃるのだから本当に恐れ入る。
購入後、縫わずにタオルの端の二重になったところにゴムを通すだけの
作り方をネットで発見し、やってみたら何とか私でも作ることができた。
何枚か作ってみて一番ゴムが通しやすかったのは、
ダイソーのパンダ刺繍シリーズです。ぶきっちょさんに優しいお品である。
ただ、息子は肌が敏感なのか、
上手く着脱しないと首がすれて赤くなってしまうので
家で私がつけ外しをするときしか使用できず、保育園用としてはお蔵入りとなった。
ところで針仕事をめったにしないので知らなかったのだけど
針の刺し傷というのは結構痛みが長引くものである。
針で刺しただけなのだからぷつっと丸い穴部分が染みるだけかと思ったら
皮膚の表面近くを指していたからか、
表皮ともども切れてかなり深い切り傷のようになってしまった。
ただでさえ不器用なのに、炊事のぎこちなさが一層深まって
ぶきっちょ度合いに拍車がかかることになった。