ぶきっちょさんの共働き入門

2021年夏より家族でアメリカ居住。異国暮らしとキャリア断絶について考える日々

【育児】鼻吸い機がない生活など考えられない②

ピジョンの電動鼻吸い機が我が家にやってきてからというもの、息子の鼻風邪におびえることがなくなった。ついこの間まで吸われるのを嫌がって、鼻吸い機のスイッチを入れると阿鼻叫喚だったのだが、これをやるとすっきりすると気が付いたのか、1歳5か月となった今は「吸ってくれ」と進んでやってくる。

 

さて最後まで悩んだピジョンとメルシーポットであったが、億劫がりなわたしはピジョンを選んで大正解だったと思っている。お手入れらくちんな鼻水キャッチャーのおかげで、「使った後は洗わなきゃ」と思わずにいつでもためらいなく使用できるからだ。

 

懸念していたパワーの方も、全く問題なかった。1年使用しているが、吸い取り力が足りないなと思ったことはない。そして優秀な鼻水キャッチャーは、息子の大量の鼻水を余すことなくキャッチしてくれるので、正しい使い方をしていればチューブや本体に鼻水が流れ込むことはない。

 

正しい使い方をしていれば、というのも昨日誤った使い方として、初めてチューブに鼻水を流入させてしまったのだ。

鼻水キャッチャーがあまりに優秀なので、大量の鼻水をキャッチャーに貯めたまま、かつ息子を横たえずに座らせたまま使用してしまった。キャッチャーの中にあった鼻水が、重力によってチューブの吸い込み口を覆っていたので、ずずずずーっという嫌な音を立ててチューブに吸い込まれていった。これまではちょっとくらい鼻水がたまっていても、息子を横たえて使用するときはキャッチャーの吸い込み口が下を向くのでチューブ側に流れ込まなかったのだ。

 

仕方なくお風呂場でじゃぶじゃぶとチューブを洗ったのだが、1mくらいある直径7mmほどのチューブの中は非常に洗いづらく、なかなか鼻水が取れなかった(結局見かねた主人が洗ってくれた)。これを毎回やるのは・・ちょっと・・億劫である。しかもチューブの中が乾くまで一晩かかった。

 

メルシーポットを買っていたら、お手入れが面倒で少しくらいの鼻風邪では使用するのをためらったことだろう。(世のおかあさん方にとってはおそらくなんてことのない手間なのだろうけれど)

 

よく鼻風邪をひく息子にとって、また母である私にとって、もはやピジョンの電動鼻吸い機はなくてはならないものだ。購入を悩んでいる方には、ぜひともおすすめしたい。

 

ところで、息子が初めて小児科デビューを果たしたときに、そこの先生から言い含められたことがある。鼻吸いに限らず、薬を飲むことや注射を打つことなど、子供が嫌がるさまざまな医療行為がある。それを泣きながら耐える子供に向かって「かわいそうで・・」と言うのも思うのも一切やめなさい、と。

猛スピードで走る車に元気よく突っ込んでいくのを、止めない親はいないだろう。その子供が「もっと走りたかっただろうに、かわいそうに」というばかな親はいないのだから、医療行為についても同じなのだ、と。

子供の心身の健康を思っての行為は、たとえ子供がどんなに嫌がり泣きわめこうが、自信をもってやればいいのだ、ということが言いたいようだった。もちろん、親のその判断が常に正しいわけでもなくれば、行き過ぎた行為は別なわけでもあるが、この先生の言葉は非常に私の励みになった。

 

おかげさまで私は躊躇なく、嫌がる息子の鼻水を吸い取ることができたのだった。