ぶきっちょさんの共働き入門

2021年夏より家族でアメリカ居住。異国暮らしとキャリア断絶について考える日々

【今週のお題】保育園さまさまさまさまさまさまさまさまさまさまさま

今週のお題「感謝したいこと」を目にしたとき、頭にいちばんに浮かんだのは、今日も息子を五体満足健やかな状態で帰してくれた保育士さんたちである。

慣らし保育が始まって一週間、まだ丸一日登園したことがないにも関わらず、もうすでに頭が上がらない思いだ。心情的に「保育園さま」と呼びたい(心の中ではいつもさま付け)けれど、「さま」がひとつでは足りないので、思いのためをタイトルで表現してみた。

 

今日、息子は砂場で遊んだそうだ。靴下の中から大量の砂が出てきたから間違いない。ジャングルジムに体を「く」の字にしながらぶらさがり、段ボールでできたトンネルだって勇敢にも一人でくぐったらしい。先生に抱っこしてとせがむくせに、先生が追いかけると素っ気なく振り払い、おむつを替えるのは嫌がる割に、スタイが濡れると替えろと命じたらしい。

生き生きと、親なんかいなくても楽しそうに、たくましく。

 

迎えにいったときには、ぐんなりと脱力して先生に抱っこされていた。緊張したのか張り切りすぎたのか、熱を出したらしい。(自宅にもどると熱はきれいさっぱり下がっていた)38度を超える熱が出ても「これは知恵熱ね」と動じない先生方には尊敬のまなざしをむけざるをえない。

 

息子をおおらかに見守り、手足もすべてきちんとついたまま、多くの場合はほとんどけがもなく、ごはんも食べさせたうえで手元に帰してくれる先生方のなんとまぶしいことか。今日は手づかみ食べが上手にできたようで、白米をおかわりまでしたらしい。トレーナーの背面には米粒がべったりと張り付き糊のようにひろがっていて、なぜか脇の下に味噌汁が染み込んでいた(どうやったらそんなところにつくのだろう)のだけれど、服が汚れることで周囲が汚れるという二次被害を恐れることなく、ここまで汚すことを許容してくれることが、すでに感謝してもしきれないのであった。「いいのよお、こんなの汚したうちにもはいらないわよお」・・神様にみえる。

 

安心して息子を預けられるからこそ、私は職場に復帰できるのだ。

保育園さまさまさまさまさまさまさまさまさまさまさま、である。

 

ところで最近息子はおじぎを覚えた。保育園に通うようになり、私が先生方に深々と何度もお辞儀をしているのを真似しているようだ。膝を曲げてまえにつきだし、へっぴり腰にして頭だけほんの気持ち前に動かす。そしてなぜか下唇を突き出す。全然感謝しているようには見えないのだけれど(なんならおちょくっているように見える)、彼なりの謝意の示し方とはわかってもらえたらしく、先生方にはおおむね好評である。