【育児】昼寝してなるものか
息子はぷすんぷすんと鼻を鳴らしながら、私の背中におぶさって眠っている。保育園に通い始めてからずっと鼻詰まりが改善したことがなく、いまも鼻が半分ほど詰まった状態で寝息を立てている。
保育園に通い始めてからというもの、息子は昼寝に対して強固な意志をもって抗う。
絶対に寝てなるものかという強い強い意志を感じる。今日も、もう眠くて足元がふらふらしているのに布団に横になるのを断固拒否して、最終的にはおんぶされて「くっ・・ここまでか・・・」といった風情で寝落ちしていった。
気持ちはわかる。平日一緒にいられないから、休日くらいはべったりくっついて一緒に遊びたいのだ。一分たりとも無駄にしてなるものかという思いである。私も保育園に通っていたころそうだったから、痛いほど気持ちがわかる。だから寝なさーい!と言う気にもなれなくて、今日も「じゃ、寝なくていいからおんぶする?」と米袋ほどの重さを背負って夕飯の準備を始めるのだった。
温かいからか、絶対に置いて行かれないという安心感からか、私の背中では驚くほど深く眠っている。
私は、あと何度おんぶできるか分からないよねと思いながら体をゆらゆら揺らす。
朝から全力で息子と遊んで、すでにHPはゼロに近づいている休日の午後。
からだは重いが心は軽い。