【育児】鼻水って汚いの？

保育園に息子を送っていき、追い立てられるように仕事用のパソコンをひらくときに、大抵トップスの胸からお腹あたりがべったりと濡れていることに気が付く。もしくは乾燥しかけてカピカピしているか。

おかあさん（及びおとうさん）にはよくある話で、私も例にもれず、トップスには息子のよだれやら鼻水やらごはん粒やら、いつも何か白いものがついている。保育園の日は特に。預けるときに阿鼻叫喚となった息子が顔を私にこすりつけてくるからだ。寂しさと戦う彼の、努力の証である。

結婚してからというもの、かなり几帳面に掃除をしていた（私の中の基準では）のだが、息子が生まれてからはかなり基準があいまいになった。息子のマグやらよく咥えるおもちゃやらは「これきれい？大丈夫？」と気になるのだが、息子から出た鼻水やらよだれやらの分泌物には大変寛大になったのだ。洗濯したてのタオルをよだれでべちゃべちゃにされても、洗いなおさずにそのままお風呂上りに使ってしまう（抵抗のある方、汚い想像させてすみません）。

さて、冒頭で「保育園の日は息子が顔を私にこすりつけてくる」と言ったが、よく考えてみれば感情が振り切れているときは、いつもこすりつけているのであった。

洗ったばかりの保育園布団にダイブするのも好きで、せっかく洗ったのに保育園に持っていく前に白くべったり汚れてしまう。月曜の朝に「先生、これ汚れてますけど洗ってありますので・・」という言い訳にもならない言い訳をして肩身の狭い思いをすることになるのだが、息子は全く気にしない。

嬉しいとき、甘えたいとき、興奮しているとき。くふふふーっ（たまにげへへえええっ）と愉快そうに鼻息をたてて、顔を擦り付けたあと、よだれや鼻水の糸を伸ばしながら幸福そうに私を見上げる。

「またやられた」と思うのだけれど、その顔はとても満足そうで、私は鼻水とよだれに加えて、幸福でいっぱいになってしまう。