ぶきっちょさんの共働き入門

2021年夏より家族でアメリカ居住。異国暮らしとキャリア断絶について考える日々

【今週のお題】「おやすみたまご」でおやすむ私

くっ・・君とゆったり過ごせるのも、もはや今日まで。

ありがとうおやすみたまご。君がいなければ、私の睡眠時間はもっとずっと短くなっていたことだろうね。本音を言えば、まだずっと一緒に過ごしたいんだよ。でもね、いつか生まれてくるかもしれない第二子のためにも、君には無事でいてもらわないといけないわけ。間違ってもビーズがへたって赤ちゃんを包みこむはずの抜群のカーブが崩れたり、なんならカバーが破けてビーズが漏れ出たりされちゃ困るわけ。君に包まれて眠っていたかわいい赤ちゃんね、それはもう大きくなったよ。破壊の限りを尽くすわんぱく坊主がみえる?その子が、君に包まれてふにゃふにゃ言ってた赤ちゃん。ね、大きくなったでしょう?だから君の役目はもうおわり。今まで本当にありがとう・・・。

 

もはや戦友ともいえるおやすみたまごに別れを告げ、クローゼットにしまいこんだのはつい先日のことだ。ちっとも眠らない赤ちゃんだった息子だが、「おやすみたまご」という乳児用クッションごと腕に抱きしめると、高確率でうとうとしてくれた。

この「おやすみたまご」、ふるさと納税の返礼品としていただいたものである。

兵庫県小野市の返礼品で、寄付金額は3万円くらいだった。妊娠する前から、いつか赤ちゃんができたら欲しいなと思っていた品だったが、クッションにしてはお値段が張るので、買いたいと言い出せずモジモジしていた。そんなときに返礼品に出されているのを見つけて、喜び勇んで寄付をし、返礼品としていただいたのだった。

 

他の市区町村であれば、ウナギが5匹はもらえる寄付額である。

しかしいざ使ってみると、ウナギを5匹たべるより 断然私のエネルギーを補填してくれた。床やベッドでダメでも、おやすみたまごなら寝てくれることがあったからである。深夜や夜中など、泣き続ける息子と二人きりのときに、おやすみたまごのなんと心強かったことか。ネーミングがまたいい。「赤ちゃんすぐ寝るクッション」などではなく「おやすみたまご」。そりゃあそんなに優しい名前のクッションに包まれれば、息子だってちょっとはおやすむ気になるというものである。

 

息子が活発に動き出してからは使用頻度が下がったけれど、しばらくはリビングに鎮座していた私の戦友。優しい抱き心地で、息子だけでなく、疲れ果てた私の添い寝にも付き合ってくれた。だから何とも、別れがたくてずっとリビングに置いていたのだ。

しかし息子は成長し走り回るようになってからというもの、おやすみたまごに頻繁にダイブするようになった。苦渋の決断ではあったが、おやすみたまごの身の安全を考慮し、休暇を出すことにしたのである。今生の別れではない。私はいつか来るかもしれない第二子の育児も、君と乗り切りたいと思っているのだから。

 

というわけで、ふるさと納税をお考えの方。

ふるさと納税は、兵庫県小野市のおやすみたまご。おやすみたまごを、心よりお勧めいたします。

 

今週のお題ふるさと納税