今まで読み聞かせてきた絵本の中で、感銘を受けた絵本の紹介です。
普段のエッセイ調文体ではありませんが、もしご興味のある方がいらっしゃいましたら覗いて行ってくださいませ。
水の動きを、しずくから小雨、濁流、水槽に満タンになった状態まで通しで体感できる絵本。
新井洋行さんの本はどれもだいすきで何度も読んでいますが、このみずちゃぽんは初見で「ああ、これ好き・・」と思いました。
とくにいいのが前半のしずくが雨になっていくまで。余白が多くとられていて、水滴の頼りない感じが直感で理解できる気がするんです。しずくがぴちゃんと垂れるさまも、表情(しずくに顔が描かれている)ゆたか。いつの間にか絵本中の水位が上がっていて、圧倒されてしまう。
兄弟本に、「火」や「風」を扱ったものもあるのですが、水の表現が私も息子もいちばんお気に入りです。
ご参考までに。