ぶきっちょさんの共働き入門

2021年夏より家族でアメリカ居住。異国暮らしとキャリア断絶について考える日々

【育児】そうよ私は鉄分おばさん 完

大丈夫だ、息子は今日も元気である。とりあえず彼が今日元気に生きていられるだけの栄養をなんとか摂取してくれればそれでいいのだ。

 

 諦めの境地に至ったころに読んだ離乳食の本に「とにかく鉄分だけは取っておけ」という内容を見つけた。私は鉄分の重要性を全く知らなかったのだけど、最近の育児界隈では随分普及してきた考え方らしい。

「鉄分だけは・・」という教えのシンプルさに「そ、それだけならなんとか・・」と今もせっせと鉄分だけは気にかけて与えるようにしている。それでもたぶん一般的な必要栄養量には全然足りないのだろうけれど。

もっともお世話になっているのが、ハウス食品の販売している「サプリ米」である(ハウス食品のまわしものではありません。でも感謝してます)。息子があまりに偏食が激しいので、市の開催しているこども栄養相談会なる催しに参加したところ、栄養士さんが熱心にすすめてくれた。もう一年来お世話になっている。

お米に混ぜて炊くだけ、というお手軽仕様のおかげで、不器用な私でも使用を続けられている。サプリ米を使ったごはんを食べさせるだけで、1食100gあたり1.3mgくらいの鉄分がとれるので、食事のうち2食をごはんにすると、それだけで1歳児の必要鉄分量3mgの2/3以上がカバーできる。もちろん食材からとるべき他の栄養素は摂取できていないので、だから大丈夫、なんてことは全くないのだが、私自身の気休めにはなってくれる。

モノ言わぬ幼児の健康食品、その効果のほどを測るのは非常に難しいと思う。「かあちゃん、ぼく今日ちょっと調子いいわ!脳まじで成長してるわ!」などと申告してくれるわけでもないので。

そういう意味で、気休めでもなんでも、毎日負担なく鉄分を与えている気持ちにさせてくれるサプリ米は大変重宝しているのだった。

海外のベビーフードで、鉄分が添加されているライスシリアルなどもあるのだけれど、人気があってなかなか入手できない。このサプリ米、スーパーの精米売り場でしか見かけたことがないのだが、ベビー用品店で販売したらさぞ需要があるだろうに、と思っている。

日本に住まうたくさんの鉄分おばさん(鉄分おねえさんかも)たちの救世主になってくれるに違いない。