ぶきっちょさんの共働き入門

2021年夏より家族でアメリカ居住。異国暮らしとキャリア断絶について考える日々

2020-11-01から1ヶ月間の記事一覧

【育児】靴下ハラスメント

我が家では連日息子(1歳5か月)による靴下にまつわるハラスメントが横行しております。 下記、現時点で報告されているハラスメントの数々をご報告いたします。 【被害一覧】 ・靴下を取り出し、 母親がなにをしていても直ちに履かせるように主張する。 (待…

【キャリア】働かなくていいんだよ⑤

会社を辞めたわたしに、いったい何が残るのであろうか。 そもそもいま住んでいる街には就職を機に引っ越してきたので、親兄弟はじめ親戚は一人もいない。地元の友人もいない(地元にも今も連絡をとっている友人がいるわけではないので、ただの友達のいない人…

【キャリア】尊敬するおじさんたち①

私は日本のおじさんたちを尊敬していた。 ドキュメンタリーで取り上げられるようないわゆる「格好いいおじさん」だけでなく、街中で電話片手にぺこぺこ会釈をしているおじさんや、電車のホームで傘をゴルフクラブに見立てて素振りをしているおじさんでも、で…

【育児】子育て、孫育て、祖母育て①

孫育て、という言葉をはじめて知ったのは、産前に育児書を読み漁っていたころのことである。 これからかわいい孫を迎えるおじいちゃんおばあちゃん向けに、孫とのかかわり方を説いた本である。この本の面白いのは、肝となる部分が「孫の母親(実の娘or息子の…

【今週のお題】保育園さまさまさまさまさまさまさまさまさまさまさま

今週のお題「感謝したいこと」を目にしたとき、頭にいちばんに浮かんだのは、今日も息子を五体満足健やかな状態で帰してくれた保育士さんたちである。 慣らし保育が始まって一週間、まだ丸一日登園したことがないにも関わらず、もうすでに頭が上がらない思い…

【育児】片付けに腕まくりするのは

毎晩、息子をお風呂に入れて寝室で寝かしつけを終えた後、リビングに戻ると惨状が広がっている。 お風呂からあがって30分ほどで眠くなってぐずるので、お風呂上がりのケア用品やバスタオルは濡れたまま広がっている。電動鼻吸い機には鼻水がたまっているし、…

【キャリア】働かなくていいんだよ④

はて、私は一体、なんのために仕事をしていたのだっただろうか。 就職当初、その目的は明確であった。理由はたくさんあった。 まず差し迫った話として、そもそもごはんが食べられないし、奨学金の返済が毎月2万円(利子付きだった。初めての借金だったので利…

【キャリア】献身と許容のまほう

私たち夫婦は、献身と許容で成り立っていると思う。 ちなみに担当は私が「献身」、主人が「許容」である。 私はとにかく主人に何かしてあげるのが好きだ。そう、「してあげる」。世の中には目配り気配り心配りの上手な人がいて、相手の望むことを自然にやれ…

【キャリア】働かなくていいんだよ③

単身赴任を辞退して、家族となった彼とともに暮らしていくこと。仕事はのんびり探せばいい。その提案は私ひとりでは絶対に思いつかないものだったと思う。その生活は、あまりに遠い世界の話だったから。 「少し、考えてみるね」 そういった私に彼はほっとし…

【キャリア】働かなくていいんだよ②

「働かなくてもいいんだよ」 単身赴任を命じられた私に、主人はそういったのだった。そんな苦難の待ち受ける道に、なぜ飛び込む必要がある。会社を辞めて、一緒に暮らせる道を一緒に歩もう。 私は全く想定していない話だった。 会社を辞める。この街で、この…

【育児】私を地球につなぎとめるもの

宇宙船が目の前に降りたら 迷わず手を伸ばし その船に乗り込みたい 小学生のころにアニメのエンディングで流れていた歌の一節で、同級生はみんな口ずさめるほど私の周囲では流行っていた。 私だって、絶対にそうする。 なんならそうなればいいのにと思ってい…

【育児】初めての登園日

息子はいつもより早く寝付いた。疲れていたのだろう。 今日は初めての登園日だったから。 どこに行くか分からないまま出発した保育園。意気揚々と主人に手を振り、「行くぞーっ!」と声をかけると「おーっ!」と元気よくこぶしを振り上げていた。当然だけれ…

【育児】歌が上手だね

息子はきらきら星の歌にあわせて、両手をひらひらと動かしている。おべんとうばこの歌に合わせておにぎりを食べる真似をして、幸せなら手を叩こうの歌に合わせて、幸せそうに手を叩いている。弾けんばかりに笑い声をあげながら。 ついこの間まで私は、彼が将…

【夫婦のかたち】育児はこどものお世話、家事は大人のお世話

家事も育児も、要は人間のお世話をすることなのだと思う。そこに男女もなにもない。 育児は、文字通り「児を育てる」ことだ。こどものお世話をすることだ。おっぱいを与え、おむつを替えて、着替えさせて、お風呂に入れて、ゆっくり眠れるように背中をトント…

【夫婦のかたち】アンサングシンデレラではいたくない

家事に従事する妻は、縁の下の力持ちなのであろうか。 「アンサングヒーロー」という言葉を初めて知った。フジテレビドラマ「アンサングシンデレラ」(普段あまり脚光をあびることのない薬剤師たちが病院を舞台に大活躍する話である)を見たときだった。アン…

【今週のお題】できればシンプルで、食べ飽きないようなもの

シンプルが一番、という言葉がある。ごたごたと飾り立てるよりも、必要なものが必要なだけ、きちんとそこにあるのは心地よい。もちろん和洋折衷というように、風習・様式を適当に取り混ぜることによって新たに生まれる美もあれば、住み慣れた実家のようにち…

【夫婦のかたち】やってほしい、けれどやっぱりやってあげたいこと

私は0歳のころから保育園児であったので平日の昼は給食を食べていた。通っていた小学校でも、中学校でも給食が出たのだが、高校では給食がなかったので大抵「ぱんちゅう(パンを注文すること)」か「べんちゅう(お弁当を注文すること)」であった。 母は子…

【育児】ありがとうの先払い

1歳5か月を迎えた息子は発語が早いほうではないようだ。しかし日々の様子から、どうやらこちらの言うことは伝わっているようなので、とくに焦る気持ちもなくのんびりと見守っている。 彼の発する意味のある言葉はまだ数えるほどだけれど、大好きな【バス】【…

【キャリア】働かなくてもいいんだよ

私が単身赴任を決意することになったときの話である。新卒で入社し、時世がよかったことが幸いして希望の会社に入社した私であったが、結婚を機にキャリアについて考えさせられた。 就職活動をしているときも、独身時代も、結婚して会社を辞めることは全く考…

【育児】最後の日

今日の息子はいつもと違った。 いつもなら外出が大好きで、朝食を終えるとさあ散歩にいくぞと意気込んでいる(身支度をしている間中靴下をもって足にまとわりついていることもある)のだが、今日はなぜかずっとグズグズと抱っこをせがみ、自分の着替えも嫌が…

【今週のお題】鍋の効能

今週のお題に参加してみることにした。自分以外にも同じテーマについてほかの人が考えているのかと思うと、ちょっと楽しい。 我が家にとっての鍋とは、週に一度(多いときは三度)食べて体をリセットする薬のようなものである。鍋にすると、驚くほど野菜が食…

【育児】育児書を読むということ②

本に書いてあること、というと、それだけであたまでっかちなことのように捉えられてしまうのかもしれない。たしかにいつだって現場現物。なにより実体験にまさるものなしであるというのは本当だろう。 読書のやり方は人それぞれだ。 私は小説以外のジャンル…

【育児】育児書を読むということ①

私の母はとてもちゃらんぽらんな人なので、子供なんて放っておけば育つと思っていて、衛生観念も栄養管理も、今思えばめちゃくちゃなものであったと思う。妊娠中もたばこは吸っていたようだし、生後間もない頃は必要だと言われる哺乳瓶の消毒だってなおざり…

【育児】鼻吸い機がない生活など考えられない②

ピジョンの電動鼻吸い機が我が家にやってきてからというもの、息子の鼻風邪におびえることがなくなった。ついこの間まで吸われるのを嫌がって、鼻吸い機のスイッチを入れると阿鼻叫喚だったのだが、これをやるとすっきりすると気が付いたのか、1歳5か月とな…

【育児】鼻吸い機がない生活など考えられない①

11月も下旬に差し掛かったというのに、室温は27度を超えていて 今日の息子は扇風機にあたりながら眠っている。 朝まだ気温の低いうちに、自ら選んだ紺色のアーガイル柄トレーナーを着ているのだが、暑そうなので腕まくりをさせている。気温が上がってきて、T…

【育児】おりこうタオルってなんだろう

おりこうタオル、またはおりこうエプロンというものがある。 給食やおやつのときに、首にぶらさげて洋服を汚さないようにするタオルのことで ぶらさげるためにタオルにゴムが縫いついていて、首が通しやすくなっている。 なんだかただのタオルなのに お行儀…

【育児】洋服を選ぶということ

今日の息子は、お気に入りのバスをおなかに掲げて 誇らしげに眠っている。 今朝、バスとブルドーザーがプリントされたものを二つ差し出し、 「どちらがいい?」ときいて、自分で選ばせたものだ。 「だっちゅ!(バス)」と即答してバスを選んだ息子は ご機嫌…

【夫婦のかたち】家を清潔に保つこと

子供のころはちっともそんなことはなかったのに 結婚してから、ずいぶんと掃除好きになってしまった。 というより、きれいでないと罪悪感を覚えるようになってしまった、 が正しいかもしれない。 小さな社宅暮らしであるけれど、 自分の城というか、 「自分…

【育児】用意するものがありすぎる①

今日の息子はわたしの背中で眠っている。 そろそろ起こさなければ夜寝に響く、と普通であれば思うのだけど 不思議と夕方の昼寝はぐっすり気のすむまで寝かせたほうが ご機嫌もよく、夜の寝つきもよいので彼の好きにさせている。 窓の外からはもう、小学生た…

恐れおののく師走到来

窓の外から電車の通る音が聞こえる。 近所の小学生の笑い声、小鳥のさえずりも。 なんて牧歌的なのだろう。 仕事をしていた時にはどれも、聞こえていることさえ気が付かなかったものだ。 息子は私の肩に顔をうずめて昼寝をしている。 布団に横たえればきっと…