ぶきっちょさんの共働き入門

2021年夏より家族でアメリカ居住。異国暮らしとキャリア断絶について考える日々

恐れおののく師走到来

窓の外から電車の通る音が聞こえる。

近所の小学生の笑い声、小鳥のさえずりも。

なんて牧歌的なのだろう。

仕事をしていた時にはどれも、聞こえていることさえ気が付かなかったものだ。

 

息子は私の肩に顔をうずめて昼寝をしている。

布団に横たえればきっと、猛抗議されることだろう。

今は右手でキーボードを叩きながら、ふんすふんすという寝息をきいていられるけれど

再来週の今頃には、彼は保育園でおやつを食べているのかもしれない。

 

慌ただしい年の終わり、12月になったら、私は職場復帰をする。

一年半という長い育児休業

息子とたっぷり一緒にいられたこの時間は、人生でいちばん幸福なときであった。

別に離れて暮らすわけでもあるまいに、ずいぶんさみしい思いがする。

 

さて私は、とても不器用な人間である。

女性はマルチタスクといわれるけれど、

器用さは母親のおなかの中に忘れてきたようだ。

(おかげで私の母は日々、器用に楽しそうに毎日を送っている)

 

忙しい夫と、甘えん坊な息子と、不器用な私。

家事育児をのんびり楽しみながら過ごしてきた日々が終わり、

また仕事に戻るのだ。私の愛するあの仕事に、職場に、社会に戻れるのだ。

 

共働きなんて、昨今珍しくもないのだ。

こなしている人が山ほどいるのも知っている。

だが不器用な私にできるだろうか。

怒涛の日々が始まる予感しかしない。

 

私は、愛していたいのだ。

息子も、夫も、そして仕事をする自分も。

育児も、家事も、そして仕事も。

だから少しでも、毎日を愛していけるように、

不器用な私が取り組む、毎日を愛するための工夫を書き残していこうと思います。