ぶきっちょさんの共働き入門

2021年夏より家族でアメリカ居住。異国暮らしとキャリア断絶について考える日々

【絵本紹介】さてさてきしゃははしります

今まで読み聞かせてきた絵本の中で、とくに感銘を受けた絵本の紹介です。

普段のエッセイ調文体ではありませんので、もしご興味のある方がいらっしゃいましたら覗いて行ってくださいませ。

 

www.froebel-kan.co.jp

図書館で出会って息子がドはまりした絵本である。

はじめは何がいいのかさっぱり分からなかったが、繰り返し読むうちに惹きつけられる魅力があったので、お子さんの読み聞かせ絵本を探している方に強くおすすめしたいと思い紹介させてもらいました。

 

タイトルで分かる通り汽車の本である。

この本は、絵本によくあるふんわりカラーではなく、黒+ぱきっとした原色(パッと見はドぎつい色)で印刷されている。裏表紙には車輪の幾何学模様が描かれており、拍子をめくってから裏表紙をとじるまで、全編通して目には優しくない仕様だ。

しかし、それがどうやら1歳半の息子を惹きつけるようで、何度も何度も繰り返し読むようにせがまれる。日に10回以上読めと言われることもある。ここまでの本は、まだ他に出会ったことがない。

 

色合いが印象的であることに加えて、この本の素晴らしいのは文章のリズムである。メロディーなど書かれていないのに、読み聞かせるだけで歌のように聞こえる。

また「パ」「ポ」という破裂音、「シャ」「シュ」という拗音がふんだんに使われているためか、1歳児に読み聞かせるには少し長いだろうかと思う文章量なのだが、飽きずに聞いてくれる。

 

ストーリー性はないので、情操教育用の絵本をお探しの方には不向きかもしれませんが、我が家のように「本をたのしむ用」でしたら本当におすすめです。

ご参考までに。