ぶきっちょさんの共働き入門

2021年夏より家族でアメリカ居住。異国暮らしとキャリア断絶について考える日々

【育児】今日の息子はパーリィピーポー

「いえっふぅー!」

息子の口から聞いたこともないような喜びの声があがった。これはいわゆる「パリピparty people)」というやつではなかろうか。実際に会ったことはないけれども。

 

保育園に息子を迎えに行くともうグズグズで、私の姿をみた瞬間に泣きながら両手を広げて走り寄ってきた。ひっしと抱き着いて離れず、保育園からの帰り支度を息子を引きずりながら終えるころには、顔は涙と鼻水でぐちゃぐちゃになっていた。

ぐずる息子を苦労してチャイルドシートにくくりつけ、運転席に座った私は、少しでも彼の気分を盛り上げようとこう言った。

「明日はなんと!!保育園お休みでーす!!

 かあちゃんと一緒に朝からたっくさん遊べます!やっふぅー!!」

すると後部座席でぐずぐず泣いていた息子の声音がさっと変わり、冒頭の歓喜の叫びである。盛り上げた本人である私の方が度肝を抜かれてしまった。

「いえっふぅー!」ですと?息子は今の一言で「週末」という概念を理解してしまったのではあるまいか。

その後の息子はもうご機嫌もご機嫌であった。バスのおもちゃで部屋を一周し、100ピースの積み木を散乱させ、しまい込んでいた牛の手押し車で暴走族よろしく廊下を爆走し、ソファの上でしまじろうダンスを踊った。ごはんも文句も言わず(いつも言わずにプイっとそっぽ向くだけだが)平らげて、さっさと済ませるとまた遊びに興じていた。お風呂に入る前も、入った後も終始ニッコニコ。

もうとっくに寝ている時間になっても、嬉しそうに宇宙後を話しながら、マラカスを振って体を揺らしている。まさにパーリィナイトである。

さすがに22時を過ぎて眠気がピークに達したのか、ソファの角(やわらかい)で頭をぶつけたのを機に「わーん!」と泣き出した。理由をつけて泣き出さねば、おさまりがつかなかったのかもしれない。

いつもは1時間ほど寝かしつけにかかるのだが、今日は5分で意識を失うように寝ていった。眠りに落ちるそのときまで「んふふん・・んふふん・・」と幸せそうに。

 

いつもは20時過ぎに寝かしつけるために夕方ドタバタするのだが、今日は息子があまりに楽しそうなので、家族3人のんびりと夜を過ごした。夜更かししてしまったから、せっかくの休日を、彼は寝過ごしてしまうかもしれない。いつも昼まで起きだしてこない主人とともに。

なんといっても今日は華の金曜日。可愛い息子はパーリィピーポー。